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住まいのレポート  Vol.1

最近人気のデザイン家電の中でも、国産品にない色使いやフォルムから注目されているのが輸入掃除機。外見だけでなく、性能でも優れていることが、テレビCMなどでアピールされています。そこで今回は、約30年前から日本で輸入家電・デザイン家電を取り扱っているヤマギワ株式会社さんにお伺いし、マネージャーの斎藤さんに、輸入掃除機の実力についてお話ししていただきました。
インテリア・照明・生活家電まで、住まいに関する全てが揃う総合リビングショップがヤマギワリビナ本館。デザイン家電も豊富です。今回は、マネージャーの斉藤さんに、お話をお聞きしました。

輸入掃除機はここが違う

ミーレ社の紙パック式掃除機。左から「S5210」 ポーラーアイス、「S5580 アンビエンテ」ガーネットレッドメタリック、「S4210 ブルーラグーン」。3.5〜4.5リットルの集塵容量に加え、美しい色使いが新鮮

デザインや色使いがキレイなうえ、能力も優れていることなどで注目を集めているのが輸入掃除機。気になるその実力は、国産掃除機と比べるとどんなものなのでしょう?

実は、輸入掃除機と国産掃除機で大きく違うのは集塵容量なのです。国産掃除機は約0.8リットルから1リットルが標準的な容量なのに対して、輸入掃除機は約2リットルから4リットルです。中には4リットル以上はいるものもあり、国産の4倍から5倍程度はゴミが入るようになっています。

この違いは、対象とするゴミの種類が違うことから起こります。「欧米は、靴のまま室内に入る土足社会なので、土とか砂などの重いゴミを対象として掃除機が設計されています。日本は室内で靴を脱ぐので、そこまで重いゴミが室内にはありません。綿ぼこりとか軽いゴミを主体として設計されているので、集塵容量が少なくてもいいわけです」と斎藤さんはおっしゃいます。

斉藤さんによれば、集塵能力についても同じことが言えるようです。対象としているゴミの種類が異なる輸入掃除機と国産掃除機では、性能表示も違います。そのような数値の差を見ても、一概にどちらが高性能とは言えません。自分に最適の掃除機を選ぶ際には、対象とするゴミと使う場所を考えて選ぶことが大切なようです。

紙パック式vsサイクロン式

エレクトロラックス社の紙パック式掃除機。左から「オキシジェン」、「ウルトラサイレンサー・アップグレード」、「エルゴスペース アップグレード」。クリーンな排気と、布製のダストパックが特徴

ダイソン社のサイクロン式ハンディ掃除機「DC16 ISSEY MIYAKE + DYSON」。限定販売のイッセイミヤケとのコラボーレーションモデル

輸入掃除機と国産掃除機では、対象とするゴミが異なることはお話しました。では、紙パック式とサイクロン式でも、対象とするゴミは異なるのでしょうか?

斉藤さんは「設計が違いますから、対象としているゴミは違います。紙パック式は、重量のあるゴミを吸う場合に向いているので、掃き出し窓のレールとか玄関前とか、砂や土が多いところでも大丈夫です。サイクロン式は、軽いゴミが対象なので、居室の綿ぼこりなど向いています」と説明します。

テレビCMで注目を集めたダイソンのサイクロン式掃除機は、重量ゴミでも大丈夫そうに見えますが、実はあれは日本国内向けに専用設計されたもので、軽いゴミが向いているのだそうです。

「ただし、サイクロン式の弱点をうまく克服しています」と斉藤さん。サイクロンの弱点は、小麦粉みたいな粉状のゴミを分類しにくく、最悪フィルターが詰まって使えなくなってしまうこともあるとか。ダイソンは、粉状のものも分離して吸い込むのだとか。

その他にもサイクロン式は、綿ぼこりが山積みになっているところを長時間連続で掃除すると、集塵能力が落ちるという弱点があります。やはり、フィルターが目詰まりして、最悪モーターが焼けてストップすることもあるようです。

「汚れがひどい場合や量がある場合は紙パック式を使用し、軽いゴミにはサイクロン式をオススメします」と斉藤さん。紙パック式vsサイクロン式ということではなく、適材適所で使い分けることが肝心のようですね。

これからは掃除機を使い分ける時代

掃除機は、紙パック式とサイクロン式を使い分ける時代になったということでしょうか?

エレクトロラックス社のサイクロン式充電クリーナー「エルゴラピード・アップグレード」。スタンディングタイプの美しいフォルムに加え、ハンディ掃除機としても使える機能が人気の秘密

ケルヒャー社の掃除機。左は、お湯を蒸気に変えて噴射し、洗剤を使わずに汚れを落とす家庭用スチームクリーナー「SC1402」。右は、花粉などアレルギーの原因となるゴミ粒子を遮断する水フィルター掃除機「K5500」

斉藤 「実は掃除機は、ひとつの機械が万能ではないのです。掃除する部位やパターンによって使う掃除機が違うことを知る必要があるんですね。多くの日本の方は『1台で万能』と考えていますが、実際は、それぞれ使い分ける必要があると考えたほうが良いのです」

どんなふうに使い分ければいいですか?

斉藤 「先ほどお話した紙パック式とサイクロン式では、メインの掃除や大掃除には紙パック式を使用し、毎日の軽い掃除にはサイクロン式を使うといいと思います。また、普段あまり掃除しない人には紙パック式、普段からこまめに掃除する人にはサイクロン式が向いているともいえます。サイクロン式なら、毎日掃除しても紙パックがいらないので経済的です。併用しても、紙パックの消費量が減らせるというメリットがあります」

2台持っていたほうが良いというわけですね。

斉藤 「実は、掃除機は一家に3台あってもいいと言われてはじめてるんです。3台のパターンは、紙パック式とサイクロン式とハンディタイプといった組み合わせから、メインの掃除機とハンディタイプとスチームクリーナー、家族1人に1台ずつなどさまざまです。スチームクリーナーは、マンションでもベランダで使用するなど、徐々に普及しています。ハンディも、部屋用と車用など、2、3台持っている人もいます。また、輸入掃除機のデザインや色に魅かれて、見せる家電として複数台買う人もいらっしゃいます」

ますます進化する掃除ロボット

アイロボット社の自動掃除機ルンバ。左は「530」、右はロボット知能と3段階クリーニングシステム「マルチベクトル集塵」を搭載した「570」

ガイズ社のオートコードレスクリーナー「FALTIMA 030」。部屋のサイズに合わせた3つの自動清掃モードを搭載。

掃除ロボットはどんな掃除機なのでしょう?

斉藤 「一般に掃除ロボットと呼ばれている掃除機には、2種類のタイプがあります。ひとつはアイロボット社の『ルンバ』に代表される、いわゆる掃除ロボット。もう一つは、ガイズ社の『FALTIMA 030』などの自走式クリーナーです」

違いはどこにあるのですか?

斉藤 「『ルンバ』は人工知能AIを搭載しています。ゴミが多いところは、何回も往復してキレイに掃除したり、高級機種になると掃除の日時を設定できるスケジュール機能も備えています。6畳間なら、45〜60分で掃除します。『FALTIMA 030』は、センサーで方向を変えて掃除し、時間をかけて動いて部屋の全部を掃除するといった、単機能タイプですね」

どのように使うものですか?

斉藤 「どちらも、部屋を完全に掃除することを求めるものではありません。メインの掃除機で掃除した後、その状態を維持するために使用するといいでしょう。『いつもキレイにしていたい、でも毎日掃除するのは大変』という人にオススメですね」

これからも進化するのでしょうか?

斉藤 「『ルンバ』も、発売から5年が経過してかなり進化しています。多機能にもなりましたし、スイッチに音で反応すると、本当にロボットのようで親しみが湧きます。掃除ロボットに限らず、このように魅力的な家電が、これからも開発されていくと思います。ますます美しく高性能な掃除機も、期待できますね」

最後に…今回の取材で、掃除機は、適材適所に使用しないと、その能力を生かしきれないことや、2台、3台と使い分ける時代に入ったことを知りました。また、これからの掃除機 は、「道具としての美しさと、いかに省力化して使えるかがポイント」と、斉藤さんはおっしゃいます。さらに機能的で美しく操作性のよい掃除機や新たな部位・場所に使う掃除機も、開発・販売されるようです。今後も、輸入掃除機は注目される家電でありつづけることでしょう。

※掲載しました写真の商品はヤマギワリビナ本館で扱っております。商品に興味のある方は是非、ヤマギワリビナ本館にお問合せください。

今回取材に協力いただいたお店紹介

ヤマギワリビナ本館 / 東京 お茶の水

インテリア・照明・生活家電まで、住まいに関する全てが揃う総合リビングショップ

〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目5番10号
TEL:03-3253-5111(代表)
11:00〜19:30(平日)
10:30〜19:30(土・日・祝日)

ヤマギワ オフィシャルサイト http://www.yamagiwa.co.jp/
ヤマギワ オンラインストア http://shopping.yamagiwa.co.jp/shop/category/category.aspx